映画《ロング・アイランド・トリロジー》デジタルレストア版

『アンビリーバブル・トゥルース』『トラスト・ミー』『シンプルメン』
12月14日(金)よりアップリンク吉祥寺、第七藝術劇場、シアターセブン、

横浜シネマリン、出町座、刈谷日劇ほかで順次公開

孤高のインディーズ監督、ハル・ハートリーの珠玉の三部作が蘇る


どこでもない場所の どこにもない三つの物語

マンハッタンから57.45キロ

生きるのに不器用な男たち、女たちが

 失神して、踊って、恋をする

 

日本初公開から26年、NYインディーズ界で唯一無二の存在であり、今も新しい世代のファンを獲得している名匠、ハル・ハートリーの才能を世に知らしめた初期三部作が[デジタルレストア版]となって再上陸。

  

先の「ハル・ハートリー復活祭」(2018年4月~6月)では東京・大阪の全上映回が満席となったファン最愛の人気作『トラスト・ミー』、90年代屈指のダンスシーンが語り継がれる『シンプルメン』、そして日本では1991年に人知れずビデオスルー(劇場公開なし)となり、2014年の特集上映まで幻の作品だった初長編『アンビリーバブル・トゥルース』が、ハートリー自らの監修によってレストアされ、最高画質で蘇った。 

  

《ロング・アイランド・トリロジー》は、まだ無名の若者だったハートリーが大学時代の仲間たちと撮りあげたデビュー作『アンビリーバブル・トゥルース』(1989)、サンダンス映画祭で脚本賞に輝いた『トラスト・ミー』(1990)、そしてカンヌ映画祭コンペティション部門に出品された『シンプルメン』(1992)から成る。物語上の関連はないが、ハートリーの故郷であるNY州ロング・アイランドを緩やかに舞台としていることから《ロング・アイランド・トリロジー》と呼ばれている。

  

製作費6万2千ドル、わずか11日で撮影されたという長編デビュー作『アンビリーバブル・トゥルース』から、噛み合わない会話の応酬、突然失神して倒れる登場人物たち、無表情な中に滲み出るユーモアといったハートリーらしさが際立っており、鋭い社会批評を織り込みながらも不思議な清涼感を与えてくれる名作ばかりだ。

 

唐突だけど必然、ねじくれているけれど純粋。ヘンテコだけれどやさしくて心地がいい。

摩訶不思議なハートリーワールドに包まれる、珠玉の時間を味わってほしい。



予告編